LaTeXでのページ番号の挿入
LaTeXでページ番号を入れる方法は、通常のドキュメントクラスやスタイルファイルによって若干の違いがありますが、基本的な方法を説明します。ここでは、標準のarticleクラスを例として使います。
\pagestyle コマンドを使う方法:
通常、\pagestyleコマンドを使用して、ページ番号の表示スタイルを変更します。\pagestyleには以下の2つの主なオプションがあります:
- \pagestyle{empty}: ページ番号を表示しません。
- \pagestyle{plain}: ページ番号をページの下部中央に表示します(デフォルト)。
- \pagestyle{headings}: ページ番号をページの上部に表示します。
例えば、以下のように使用します:
\documentclass{article}
\usepackage{lipsum} % ダミーテキスト用
\pagestyle{plain} % ページ番号をページの下部中央に表示
\begin{document}
\lipsum[1-10] % ダミーテキストを表示
\end{document}
\pagenumbering コマンドを使う方法:
通もう一つの方法として、\pagenumberingコマンドを使用してページ番号の形式を変更する方法があります。\pagenumberingには以下の主なオプションがあります:
- \pagenumbering{arabic}: アラビア数字でページ番号を表示します(デフォルト)。
- \pagenumbering{roman}: ローマ数字でページ番号を表示します。
- \pagenumbering{alph}: アルファベットでページ番号を表示します。
例えば、以下のように使用します:
\documentclass{article}
\usepackage{lipsum} % ダミーテキスト用
\pagenumbering{roman} % ローマ数字でページ番号を表示
\begin{document}
\lipsum[1-10] % ダミーテキストを表示
\clearpage % 新しいページでページ番号の形式を変更
\pagenumbering{arabic} % アラビア数字でページ番号を表示
\lipsum[11-20] % ダミーテキストを表示
\end{document}
これらの方法を使用して、ページ番号をカスタマイズして文書に適切に表示できます。ページ番号のスタイルをより詳細にカスタマイズするために、fancyhdrパッケージなどの外部パッケージを使用することもできます。
このページではLaTeXとMathJaxのページ番号の挿入について説明しました。以下は、ページ番号と一緒に変更することの多い項目へのリンクです。
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