『微分積分キャンパス・ゼミ』 書籍紹介とレビュー
『微分積分キャンパス・ゼミ』 書籍紹介とレビュー
式変形の見通しメモが秀逸で数学が苦手でもついていける大学の微分積分の参考書『微分積分キャンパス・ゼミ』について詳しく紹介します。

書籍情報
- タイトル:『チャート式シリーズ 大学教養 線形代数の基礎』
- 著者:馬場 敬之
- 出版社:マセマ出版社
- ISBN:4866151870
- 発売日:2021年3月3日
- ジャンル:数学、微分積分
レビュー:大学数学のスタートを安心して踏み出せる
大学に入ってからしばらく、数学がちょっと苦手で、正直あまり真剣に勉強してきませんでした。でも、将来は大学院にも進みたいと思うようになって、「今さらだけど数学をちゃんとやり直したい」と思って選んだのが マセマの『微分積分キャンパス・ゼミ』 でした。
驚いたのは、とにかくわかりやすいということ。
数式の意味や使い方が丁寧に図解されていて、まるで高校時代に戻ったかのような安心感がありました。ページをめくるごとに「なるほど、こういうことだったのか」と納得できる解説が続き、スラスラ読み進められるのが魅力です。
内容は、大学で扱う微分積分の基礎をしっかりカバーしていて、高校数学から大学数学への橋渡しとしてピッタリだと思います。演習問題も充実していて、手を動かしながら確実に力がついているのを実感できます。
特に良かったのは、対話形式の解説があること。まるで先生と会話しているような感覚で読み進められて、理解が深まります。こういう形式が苦手な人もいるかもしれませんが、試し読みして気にならなければ、間違いなく「買い」です。
正直、大学の教科書って難しそうで手を出しづらいと思っていました。でも『微分積分キャンパス・ゼミ』は、数学が苦手でも、基礎からしっかりやり直したい人にとって心強い味方になってくれる一冊です。
価格は少し高めかもしれませんが、内容のわかりやすさと安心感を考えると、本当に「買ってよかった」と思える参考書でした。大学1年生や院試準備を始めたい人に、ぜひおすすめしたいです。
文系でもわかる!数学やり直しに最適
私は文系学生ですが、経済学ではどうしても微分や積分の知識が必要になる場面があります。正直、高校以来まったく触れてこなかった数学に不安しかなかったのですが、そんなときに出会ったのが マセマの『微分積分キャンパス・ゼミ』 でした。
まず驚いたのは、そのわかりやすさ。
数学が苦手な人でもスラスラ読めるように工夫されていて、難しい数式が出てきても、丁寧な解説や図解があるので「なんとなく理解できたかも…」が「ちゃんとわかった!」に変わっていきます。
対話形式の解説なので、まるで講義を受けているような安心感がありますし、つまずきやすいポイントをしっかりフォローしてくれます。文系でも置いてけぼりにならない、そんな参考書です。
内容は大学1年生が最初に学ぶレベルに合わせてあり、高校数学の復習+大学数学へのステップアップとしてちょうどいいボリュームです。演習問題も用意されていて、学んだことを実際に手を動かして確認できるので、理解が定着します。
「数学はちょっと苦手」「でもやり直したい」という人、特に文系で数学に自信がないけど必要になってきた人には本当におすすめです。マセマの参考書は「難しさの壁を壊してくれる」ような存在だと思います。
私自身、大学の授業をより深く理解できるようになっただけでなく、将来的に院進学を考える上でも、「数学はもう一度ちゃんと学び直せばできるようになるんだ」と実感できた一冊でした。