【Excel】文字列の長さを計算したり左右からN文字を抜き出す

【Excel】文字列の長さを計算したり左右からN文字を抜き出す

LEN/LENB 関数

LEFT/LEFTB 関数

RIGHT/RIGHTB 関数

MID/MIDB 関数

LEN/LENB 関数

LEN関数は、セル内の文字数を数えるための関数です。文字数は、スペースや記号も含めて計算されます。文字列の長さを計算する際に使用されます。

例として、セルA1に「こんにちは」と入力されている場合、=LEN(A1)と入力すると、結果は5になります。これは「こんにちは」の文字数が5だからです。

LENB関数は、文字列のバイト数を返します。特に日本語やその他の多バイト文字を含む場合、文字数とは異なる値が返されることがあります。日本語の文字は1文字で2バイトとしてカウントされるため、LENB関数は「こんにちは」を10バイトと返します。

例:

  • セルA1に「こんにちは」を入力し、=LEN(A1)と入力すると、結果は5。
  • セルA1に「こんにちは」を入力し、=LENB(A1)と入力すると、結果は10。

LEFT/LEFTB 関数

LEFT関数は、指定した文字数分だけ文字列の左側から文字を取り出す関数です。引数に文字数を指定すると、その文字数分を先頭から抜き出します。

例:セルA1に「東京都」と入力されている場合、=LEFT(A1, 3)と入力すると、結果は「東京」となります。これは「東京都」の先頭から3文字を取り出しているためです。

LEFTB関数は、バイト数を基に文字を取り出す関数です。日本語のような多バイト文字を考慮する場合、LEFTB関数が役立ちます。日本語では1文字あたり2バイトなので、LEFTBを使うとバイト数で文字を切り取ることができます。

例:

  • セルA1に「東京都」を入力し、=LEFT(A1, 3)と入力すると、結果は「東京」。
  • セルA1に「東京都」を入力し、=LEFTB(A1, 6)と入力すると、結果は「東京」。

RIGHT関数は、指定した文字数分だけ文字列の右側から文字を取り出す関数です。引数に文字数を指定すると、その文字数分を末尾から抜き出します。

例:セルA1に「東京都」と入力されている場合、=RIGHT(A1, 2)と入力すると、結果は「都」となります。これは「東京都」の末尾から2文字を取り出しているためです。

RIGHTB関数は、バイト数を基に文字を取り出す関数です。LEFTB関数と同様に、文字列をバイト単位で処理する場合に便利です。

例:

  • セルA1に「東京都」を入力し、=RIGHT(A1, 2)と入力すると、結果は「都」。
  • セルA1に「東京都」を入力し、=RIGHTB(A1, 4)と入力すると、結果は「都」。

MID/MIDB 関数

MID関数は、文字列の任意の位置から指定した文字数分だけ文字を取り出す関数です。引数には、開始位置と取り出す文字数を指定します。

例:セルA1に「東京都千代田区」と入力されている場合、=MID(A1, 3, 4)と入力すると、結果は「都千代」となります。これは「東京都千代田区」の3文字目から4文字分を取り出したためです。

MIDB関数は、バイト数を基に文字を取り出す関数です。バイト単位で文字列を切り取る場合に使用します。例えば、日本語などの多バイト文字を取り扱う場合に便利です。

例:

  • セルA1に「東京都千代田区」を入力し、=MID(A1, 3, 4)と入力すると、結果は「都千代」。
  • セルA1に「東京都千代田区」を入力し、=MIDB(A1, 6, 6)と入力すると、結果は「千代田」。
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