【Excel】さまざまな分布に従う乱数を生成する
RAND関数とは
RAND関数は0以上1未満の一様乱数を生成する関数です。Excelでは次のように使用します。
=RAND()
この関数を使用するたびに異なる値が生成されます。
正規分布
正規分布に従う乱数を生成するにはNORM.INV関数を使用します。
=NORM.INV(RAND(), 平均, 標準偏差)
例えば、平均50、標準偏差10の正規乱数を生成するには次のように記述します。
=NORM.INV(RAND(), 50, 10)
対数正規分布
対数正規分布の乱数を生成するにはLOGNORM.INV関数を使用します。
=LOGNORM.INV(RAND(), 平均, 標準偏差)
例えば、対数正規分布の平均が1、標準偏差が0.5の場合は次のように記述します。
=LOGNORM.INV(RAND(), 1, 0.5)
一様分布
特定の範囲の一様分布の乱数を生成するにはRANDBETWEEN関数を使用します。
=RANDBETWEEN(最小値, 最大値)
例えば、10から100までの整数の乱数を生成するには次のように記述します。
=RANDBETWEEN(10, 100)
二項分布
二項分布に従う乱数を生成するにはBINOM.INV関数を使用します。
=BINOM.INV(試行回数, 成功確率, RAND())
例えば、試行回数10、成功確率0.3の場合は次のように記述します。
=BINOM.INV(10, 0.3, RAND())
ポワソン分布
ポワソン分布に従う確率を求めるにはPOISSON.DIST関数を使用します。
=POISSON.DIST(発生回数, 平均, TRUE)
例えば、平均が5のポワソン分布で発生回数が3の場合の確率を求めるには次のように記述します。
=POISSON.DIST(3, 5, TRUE)