【Excel】INT関数とTRUNC関数で小数を効率的に整数化
このページでは、ExcelのINT関数とTRUNC関数について詳しく解説します。
目次
INT関数とは
INT関数は、小数を含む数値を最も近い整数に切り下げる関数です。
書式: =INT(数値)
例:
=INT(3.7)
→ 3=INT(-3.7)
→ -4
TRUNC関数とは
TRUNC関数は、小数部分を指定した桁数で切り捨てる関数です。
書式: =TRUNC(数値, 桁数)
例:
=TRUNC(3.789, 1)
→ 3.7=TRUNC(-3.789, 1)
→ -3.7
INT関数とTRUNC関数の違い
INT関数は常に整数値を返しますが、TRUNC関数は指定した桁数までの数値を返します。
違いの例:
=INT(-3.7)
→ -4=TRUNC(-3.7, 0)
→ -3
具体的な使用例
以下の例では、実際のデータ処理での使用方法を紹介します。
- 給与計算:
=INT(125.75)
→ 125(端数を切り捨て) - 小数点以下1桁を維持:
=TRUNC(125.75, 1)
→ 125.7
実用的な活用方法
INT関数とTRUNC関数は、さまざまな場面で役立ちます。
- 割り勘の計算(端数を無視する)
- データのフォーマットを統一する