【Python】sysモジュールについて【標準ライブラリ】
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ファイル操作
osモジュールは、ファイルの操作に関する便利な関数を提供します。主にファイルの作成、削除、リネーム、ファイルサイズの取得などが可能です。
ファイルの削除:
import os
# ファイルを削除する
os.remove('example.txt')
上記のコードは、指定されたファイル(ここでは ‘example.txt’)を削除します。ファイルが存在しない場合、エラーが発生します。
ファイルのリネーム:
# ファイル名を変更する
os.rename('old_name.txt', 'new_name.txt')
このコードは ‘old_name.txt’ を ‘new_name.txt’ にリネームします。
ディレクトリ操作
osモジュールは、ディレクトリ(フォルダ)に関する操作もサポートしています。ディレクトリの作成、削除、変更、リスト表示などができます。
ディレクトリの作成:
# 新しいディレクトリを作成する
os.mkdir('new_directory')
指定された名前で新しいディレクトリを作成します。
ディレクトリの削除:
# 空のディレクトリを削除する
os.rmdir('new_directory')
空のディレクトリのみが削除できます。ディレクトリ内にファイルがある場合は削除できません。
ディレクトリ内のファイルをリスト表示:
# 指定したディレクトリ内のファイルをリストアップする
files = os.listdir('some_directory')
print(files)
このコードは、指定したディレクトリ内のすべてのファイルやディレクトリをリスト表示します。
システム情報の取得
osモジュールを使用すると、システムの情報を取得したり、システムに関連する設定を変更したりすることができます。
現在の作業ディレクトリの取得:
# 現在の作業ディレクトリを取得する
current_directory = os.getcwd()
print(current_directory)
このコードは、現在の作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)を取得します。
システムの環境変数を取得する:
# 環境変数の取得
user_path = os.environ.get('PATH')
print(user_path)
環境変数(ここではPATH)を取得し、表示します。PATHには実行可能ファイルを探すディレクトリがリストされています。
パス操作
osモジュールには、ファイルパスを操作するための多くの関数があります。パスの結合、分解、正規化、存在チェックなどが行えます。
パスの結合:
# パスを結合する
path = os.path.join('folder', 'file.txt')
print(path)
指定されたディレクトリ名とファイル名を結合して、適切なパスを作成します。
ファイルが存在するか確認:
# ファイルが存在するか確認する
file_exists = os.path.exists('some_file.txt')
print(file_exists)
このコードは、指定されたパスのファイルが存在するかどうかをチェックし、TrueまたはFalseを返します。
パスの正規化:
# パスを正規化する
normalized_path = os.path.normpath('folder/../file.txt')
print(normalized_path)
パスに含まれる余分な「..」や「/」を取り除いて正規化されたパスを取得します。