【JavaScript】フォーム部品の使い方(defaultChecked, checked, click)
このページでは、JavaScriptを使用してフォーム部品(特にチェックボックス)を操作する方法について、defaultChecked
、checked
、click()
プロパティやメソッドに焦点を当てて解説します。
defaultCheckedプロパティについて
defaultChecked
プロパティは、チェックボックスがHTMLの初期状態でチェックされているかどうかを示します。このプロパティは読み取り専用であり、JavaScriptで変更することはできません。
たとえば、以下のHTMLコードでは、defaultChecked
はtrue
になります。
<input type="checkbox" name="example" id="example" defaultChecked>
JavaScriptで確認する方法:
const checkbox = document.getElementById("example");
console.log(checkbox.defaultChecked); // true
フォームがリセットされた場合、このプロパティの値に基づいてチェック状態がリセットされます。
checkedプロパティについて
checked
プロパティは、チェックボックスが現在チェックされているかどうかを示します。このプロパティは書き込み可能であり、JavaScriptを使用して変更できます。
たとえば、以下のように使用します:
const checkbox = document.getElementById("example");
checkbox.checked = true; // チェック状態にする
console.log(checkbox.checked); // true
このプロパティはユーザー操作によっても変化します。
click()メソッドについて
click()
メソッドを使用すると、プログラム的にチェックボックスをクリックすることができます。このメソッドを呼び出すと、実際にユーザーがクリックしたかのように動作し、change
イベントが発生します。
たとえば、次のコードはチェックボックスをクリックします:
const checkbox = document.getElementById("example");
checkbox.click(); // チェックボックスがクリックされる
このメソッドを使用すると、イベントリスナーをトリガーするのに便利です。
具体例
例1: defaultCheckedとcheckedの違い
<input type="checkbox" id="example2" defaultChecked>
<button onclick="checkStatus()">状態を確認する</button>
<script>
function checkStatus() {
const checkbox = document.getElementById("example2");
console.log("defaultChecked:", checkbox.defaultChecked);
console.log("checked:", checkbox.checked);
}
</script>
この例では、defaultChecked
とchecked
の値を比較することができます。
例2: click()メソッドの利用
<input type="checkbox" id="example3">
<button onclick="triggerClick()">クリックをトリガー</button>
<script>
function triggerClick() {
const checkbox = document.getElementById("example3");
checkbox.click();
console.log("現在の状態:", checkbox.checked);
}
</script>
この例では、ボタンをクリックするとチェックボックスがクリックされます。
例3: 状態をリセット
<form id="form">
<input type="checkbox" id="example4" defaultChecked>
<button type="button" onclick="resetForm()">フォームをリセット</button>
</form>
<script>
function resetForm() {
const form = document.getElementById("form");
form.reset(); // フォーム全体をリセット
const checkbox = document.getElementById("example4");
console.log("リセット後:", checkbox.checked);
}
</script>
この例では、フォームをリセットするとdefaultChecked
の状態に戻ります。
以上で、defaultChecked
、checked
、click()
に関する詳細な解説と例を紹介しました。これらを活用してフォーム操作を効率化してください。