【Java】メソッドについて
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メソッドとは
Javaにおけるメソッドとは、プログラム内で特定の処理をまとめたブロックのことを指します。これにより、同じ処理を何度も記述せずに再利用でき、コードの可読性や保守性が向上します。
例えば、「2つの整数を加算する」という処理をメソッドとして定義しておけば、異なる場所で同じ処理を再利用できます。
public int add(int a, int b) {
return a + b;
}
メソッドの定義方法
Javaのメソッドを定義するには、次の形式を使用します:
[修飾子] [戻り値の型] メソッド名(パラメータ) {
// メソッド内の処理
}
例として、文字列を表示するメソッドを定義してみます:
public void printMessage(String message) {
System.out.println(message);
}
メソッドの呼び出し方
メソッドを呼び出す際には、次のように記述します:
メソッド名(引数);
例として、先ほど定義した printMessage
メソッドを呼び出してみます:
public static void main(String[] args) {
printMessage("こんにちは、Java!");
}
メソッドのパラメータ
メソッドにパラメータを渡すことで、処理を柔軟に制御できます。次の例は、2つの数値を掛け算するメソッドです:
public int multiply(int a, int b) {
return a * b;
}
このメソッドは、呼び出し時に2つの引数を指定する必要があります:
int result = multiply(3, 5); // 結果は15
メソッドの戻り値
メソッドは処理の結果を戻り値として返すことができます。戻り値の型はメソッド定義時に指定します。
例として、数値が偶数かどうかを判定するメソッドを見てみましょう:
public boolean isEven(int number) {
return number % 2 == 0;
}
メソッドのオーバーローディング
メソッドのオーバーローディングとは、同じ名前のメソッドを複数定義することです。ただし、各メソッドは異なるパラメータリストを持つ必要があります。
以下はオーバーローディングの例です:
public int add(int a, int b) {
return a + b;
}
public double add(double a, double b) {
return a + b;
}
再帰メソッド
再帰メソッドとは、自分自身を呼び出すメソッドのことです。よく使われる例として、階乗計算があります:
public int factorial(int n) {
if (n <= 1) {
return 1;
}
return n * factorial(n - 1);
}
このメソッドを使用して5の階乗を計算するには、次のように呼び出します:
int result = factorial(5); // 結果は120
以上がJavaのメソッドに関する詳しい解説です。さらに詳しく知りたい場合は、お気軽にご質問ください。