【JavaScript】window.navigatorのプロパティ解説

【JavaScript】window.navigatorのプロパティ解説

window.navigator.browserLanguage

`window.navigator.browserLanguage` は、ブラウザが設定している言語を取得するプロパティです。主に、インターネットエクスプローラー(IE)で使用されていました。現代のブラウザでは、このプロパティは非推奨(deprecated)となり、代わりに `navigator.language` が使用されることが一般的です。なお、`browserLanguage` が有効な場合でも、IE以外のブラウザではサポートされないことがあります。

例えば、IEで以下のように記述すると、ブラウザの言語設定を取得できます:

            console.log(window.navigator.browserLanguage);
        

もしブラウザが日本語に設定されていれば、結果は `”ja”` となります。これはブラウザが使用している言語コードを返します。

window.navigator.systemLanguage

`window.navigator.systemLanguage` は、システムの言語設定を取得するためのプロパティです。これも古いInternet Explorerに特有のプロパティで、現在ではほとんど使われていません。代替手段として、`navigator.language` が推奨されますが、特にIEの旧バージョンではこのプロパティが有効です。

例えば、IEで以下のように記述して、システムの言語設定を取得できます:

            console.log(window.navigator.systemLanguage);
        

この場合、結果はシステムの言語設定に応じて異なり、例えば日本語のシステム設定なら `”ja”` が返されます。

window.navigator.userLanguage

`window.navigator.userLanguage` は、ユーザーが設定した言語を取得するプロパティです。このプロパティも古いInternet Explorerで使用されていたもので、`systemLanguage` と同様に現在では非推奨となっています。代わりに、`navigator.language` が使われますが、IEであればこのプロパティが利用されることがあります。

例えば、IEでは次のように記述してユーザーの言語設定を取得できます:

            console.log(window.navigator.userLanguage);
        

日本語を設定したユーザーの環境では、結果として `”ja”` が返されることになります。これはユーザーの選択した言語に基づいて表示されます。

まとめ

`window.navigator.browserLanguage`, `window.navigator.systemLanguage`, および `window.navigator.userLanguage` は、いずれも古いInternet Explorerに特有のプロパティであり、現代のブラウザでは非推奨となっています。代わりに、`navigator.language` を使うことで、より一般的に対応できます。ブラウザの言語やシステムの言語、ユーザーが設定した言語を取得する際には、これらのプロパティを理解し、適切に選択して使用することが重要です。

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