• window.focus()
• window.blur()
• window.scroll(x, y)
• window.scrollTo(x, y)
• window.scrollBy(x, y)
• window.resizeTo(x, y)
• window.resizeBy(x, y)
• window.moveTo(x, y)
• window.moveBy(x, y)
• window.stop()
• window.print()

window.focus()

window.focus() は、現在のウィンドウまたはタブをフォーカスするために使用されます。これにより、ユーザーが別のウィンドウに移動している場合でも、このウィンドウに戻すことができます。例えば、ユーザーが入力フィールドに集中できるようにする場合などに便利です。

例:

        window.focus();
    

このコードは、ウィンドウをアクティブにし、他のウィンドウに移動していた場合でも、そのウィンドウにフォーカスを戻します。

window.blur()

window.blur() は、現在のウィンドウまたはタブからフォーカスを外します。これにより、他のウィンドウまたはタブにフォーカスが移動します。このメソッドは、ウィンドウを一時的に非アクティブにしたい場合に使用されます。

例:

        window.blur();
    

このコードは、ウィンドウのフォーカスを外し、ユーザーが他のウィンドウに移動できるようにします。

window.scroll(x, y)

window.scroll(x, y) は、ウィンドウ内の表示位置を指定された座標 (x, y) にスクロールします。ここで、x は水平スクロール位置、y は垂直スクロール位置を示します。ページ全体がスクロールされるため、特定の位置に強制的に移動させたいときに使用されます。

例:

        window.scroll(0, 500);
    

このコードは、ページを垂直方向に500ピクセルスクロールします。

window.scrollTo(x, y)

window.scrollTo(x, y) は、指定された座標にウィンドウをスクロールするためのメソッドです。scroll() メソッドと似ていますが、scrollTo() はスクロール先の絶対位置を指定します。

例:

        window.scrollTo(0, 300);
    

このコードは、ページの先頭から垂直方向に300ピクセルスクロールします。

window.scrollBy(x, y)

window.scrollBy(x, y) は、現在のスクロール位置から指定された量だけスクロールします。scrollTo() との違いは、スクロール量が相対的である点です。

例:

        window.scrollBy(0, 100);
    

このコードは、現在の位置から100ピクセル分、垂直方向にスクロールします。

window.resizeTo(x, y)

window.resizeTo(x, y) は、ウィンドウのサイズを指定した幅 (x) と高さ (y) に変更します。このメソッドは、ユーザーがウィンドウサイズを変更することを防ぎたい場合に役立ちます。

例:

        window.resizeTo(800, 600);
    

このコードは、ウィンドウのサイズを800ピクセルの幅、600ピクセルの高さに変更します。

window.resizeBy(x, y)

window.resizeBy(x, y) は、現在のウィンドウのサイズを指定された量だけ変更します。指定された値は、幅と高さの相対的な変更量を示します。

例:

        window.resizeBy(100, 50);
    

このコードは、ウィンドウの幅を100ピクセル、高さを50ピクセルだけ変更します。

window.moveTo(x, y)

window.moveTo(x, y) は、ウィンドウを指定した位置に移動させるために使用されます。x は画面の左端からの水平位置、y は画面の上端からの垂直位置を表します。

例:

        window.moveTo(200, 100);
    

このコードは、ウィンドウを画面上の (200, 100) の位置に移動させます。

window.moveBy(x, y)

window.moveBy(x, y) は、現在のウィンドウの位置から指定された量だけ移動させるメソッドです。moveTo() との違いは、移動量が相対的である点です。

例:

        window.moveBy(50, 50);
    

このコードは、ウィンドウを現在の位置から右に50ピクセル、下に50ピクセル移動させます。

window.stop()

window.stop() は、ページの読み込みを停止するために使用されます。主にページが読み込まれている最中に、ユーザーが操作を中止したい場合に有効です。

例:

        window.stop();
    

このコードは、現在実行中のページ読み込みを中止します。

window.print()

window.print() は、現在のページの内容を印刷するために使用されます。このメソッドを呼び出すと、ブラウザの印刷ダイアログが表示され、ユーザーが選択したプリンターでページを印刷できます。

例:

        window.print();
    

このコードは、ブラウザの印刷ダイアログを開き、ページの印刷を開始します。