JavaScriptにおける文字列

JavaScriptにおける文字列

JavaScriptにおける文字列

JavaScriptでは、文字列(string)は基本的なデータ型の一つであり、テキストデータを扱うために使用されます。 文字列は、シングルクォート(' ')、ダブルクォート(" ")、またはバックティック(` `)で囲むことができます。 ここでは、JavaScriptの文字列に関する基本から応用までを例とともに詳しく解説します。

文字列の生成方法

文字列は、次の方法で生成できます。

// シングルクォート
let str1 = 'こんにちは';

// ダブルクォート
let str2 = "JavaScriptの世界";

// バックティック(テンプレートリテラル)
let str3 = `計算結果は${5 + 3}です`; // 結果: "計算結果は8です"

文字列のプロパティ

文字列は以下のようなプロパティを持ちます。

// lengthプロパティ
let str = "こんにちは";
console.log(str.length); // 結果: 5

文字列メソッド

JavaScriptには多くの文字列メソッドがあります。以下はその一部です。

// toUpperCase() と toLowerCase()
let str = "JavaScript";
console.log(str.toUpperCase()); // 結果: "JAVASCRIPT"
console.log(str.toLowerCase()); // 結果: "javascript"

// indexOf() と includes()
let text = "こんにちはJavaScript";
console.log(text.indexOf("JavaScript")); // 結果: 5
console.log(text.includes("JavaScript")); // 結果: true

// slice() と substring()
let sliced = text.slice(5, 15);
console.log(sliced); // 結果: "JavaScript"

テンプレートリテラル

テンプレートリテラルを使用すると、変数や式を埋め込むことができます。

let name = "太郎";
let age = 25;
let message = `私の名前は${name}で、年齢は${age}歳です。`;
console.log(message); // 結果: "私の名前は太郎で、年齢は25歳です。"

文字列の結合

文字列を結合する方法は次の通りです。

// プラス記号を使用
let str1 = "こんにちは";
let str2 = "世界";
let combined = str1 + "、" + str2;
console.log(combined); // 結果: "こんにちは、世界"

// concat() メソッドを使用
let combined2 = str1.concat("、", str2);
console.log(combined2); // 結果: "こんにちは、世界"

エスケープシーケンス

特殊な文字を表現するために、エスケープシーケンスを使用します。

let text = "改行するには\\nを使います。";
console.log("こんにちは\\n世界"); // 表示: こんにちは
                                 //        世界

// 特殊文字の例
let quote = "彼は\"天才\"だと言われています。";
console.log(quote); // 結果: 彼は"天才"だと言われています。

文字列の比較

文字列は、Unicodeのコードポイントに基づいて比較されます。

console.log("apple" < "banana"); // 結果: true
console.log("apple" === "apple"); // 結果: true
console.log("A" < "a"); // 結果: true

応用例

文字列を使った実用的な例をいくつか紹介します。

// 文字列を逆にする関数
function reverseString(str) {
    return str.split("").reverse().join("");
}
console.log(reverseString("JavaScript")); // 結果: "tpircSavaJ"

// 文字列のカウント
function countOccurrences(str, char) {
    return str.split(char).length - 1;
}
console.log(countOccurrences("こんにちは世界", "世")); // 結果: 1

ページのトップに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です