JavaScriptにおける条件分岐(if)の基本
基本構文
JavaScriptの条件分岐は、基本的にif文を使って記述します。
if (条件) {
// 条件がtrueの場合に実行される処理
}
例:
let age = 18;
if (age >= 18) {
console.log("あなたは成人です。");
}
この例では、ageが18以上の場合に「あなたは成人です。」と表示されます。
elseを使った条件分岐
if文にelseを加えると、条件がfalseの場合の処理を指定できます。
if (条件) {
// 条件がtrueの場合に実行される処理
} else {
// 条件がfalseの場合に実行される処理
}
例:
let isRaining = false;
if (isRaining) {
console.log("傘を持っていきましょう。");
} else {
console.log("今日は傘が必要ありません。");
}
この例では、isRainingがfalseの場合に「今日は傘が必要ありません。」と表示されます。
else ifを使った多段階条件分岐
else ifを使うことで、複数の条件をチェックできます。
if (条件1) {
// 条件1がtrueの場合に実行される処理
} else if (条件2) {
// 条件1がfalseで条件2がtrueの場合に実行される処理
} else {
// 上記のいずれの条件も満たさない場合に実行される処理
}
例:
let score = 85;
if (score >= 90) {
console.log("評価: 優");
} else if (score >= 70) {
console.log("評価: 良");
} else {
console.log("評価: 可");
}
この例では、スコアが90以上の場合「優」、70以上90未満の場合「良」、それ以外の場合「可」と評価が表示されます。
入れ子になった条件分岐
条件分岐の中にさらにif文を入れることができます。
if (条件1) {
if (条件2) {
// 条件1と条件2が両方trueの場合に実行される処理
}
}
例:
let isWeekend = true;
let weather = "sunny";
if (isWeekend) {
if (weather === "sunny") {
console.log("公園に行きましょう。");
} else {
console.log("家でのんびりしましょう。");
}
}
この例では、週末かつ天気が晴れの場合に「公園に行きましょう。」と表示されます。
三項演算子を使った条件分岐
簡単な条件分岐には三項演算子を使うことができます。
条件 ? trueの場合の値 : falseの場合の値
例:
let age = 20;
let message = (age >= 18) ? "成人です。" : "未成年です。";
console.log(message);
この例では、ageが18以上の場合に「成人です。」と表示されます。
switch文との比較
if文の代わりにswitch文を使うこともあります。特に、特定の値に対する条件分岐が多い場合に便利です。
switch (値) {
case 条件1:
// 条件1の場合に実行される処理
break;
case 条件2:
// 条件2の場合に実行される処理
break;
default:
// どれにも該当しない場合に実行される処理
}
例:
let day = "Monday";
switch (day) {
case "Monday":
console.log("週の始まりです。");
break;
case "Friday":
console.log("もうすぐ週末です。");
break;
default:
console.log("普通の日です。");
}
この例では、dayが”Monday”の場合に「週の始まりです。」と表示されます。