Pythonで大文字と小文字を変換する方法

Pythonでは、文字列の大文字・小文字を変換するために便利なメソッドが用意されています。以下に主要なメソッドを紹介します。

1. 小文字に変換する (lower())

lower()メソッドは、文字列をすべて小文字に変換します。

text = "Hello World"
lower_text = text.lower()
print(lower_text)  # 結果: "hello world"
    

2. 大文字に変換する (upper())

upper()メソッドは、文字列をすべて大文字に変換します。

text = "Hello World"
upper_text = text.upper()
print(upper_text)  # 結果: "HELLO WORLD"
    

3. 大文字と小文字を逆にする (swapcase())

swapcase()メソッドは、文字列内の大文字を小文字に、小文字を大文字に変換します。

text = "Hello World"
swapped_text = text.swapcase()
print(swapped_text)  # 結果: "hELLO wORLD"
    

4. 各単語の先頭を大文字にする (capitalize())

capitalize()メソッドは、文字列の最初の文字を大文字にし、それ以外を小文字にします。

text = "hello world"
capitalized_text = text.capitalize()
print(capitalized_text)  # 結果: "Hello world"
    

5. 各単語の先頭を大文字にする (title())

title()メソッドは、文字列内のすべての単語の先頭文字を大文字にします。

text = "hello world"
titled_text = text.title()
print(titled_text)  # 結果: "Hello World"
    

6. 特定の変換を適用する (casefold())

casefold()メソッドは、lower()に似ていますが、より広い範囲で小文字化を行います。国際化対応に適しています。

text = "Straße"  # ドイツ語の「通り」
folded_text = text.casefold()
print(folded_text)  # 結果: "strasse"
    

7. まとめ

Pythonでは、以下のメソッドを使って簡単に文字列の大文字・小文字を操作できます：

• lower(): 小文字に変換
• upper(): 大文字に変換
• swapcase(): 大文字と小文字を反転
• capitalize(): 文字列の先頭だけ大文字
• title(): 各単語の先頭を大文字
• casefold(): 国際化対応の小文字化

用途に応じて適切なメソッドを選択してください。