LaTeXコマンド集 ~積分~

LaTeXコマンド集 ~積分~

LaTeXを使用して数学の記述を行う際、積分記号とその計算式を適切に表現する方法を解説します。積分は微分と同じく数学的な基本的な操作であり、関数の面積や体積を計算するための道具です。LaTeXを活用した積分記号の的確な表現が可能になります。

LaTeXを使用した積分の表現方法を解説します。具体的には、積分記号のコマンドや異なるタイプの積分、境界や被積分関数の指定方法についてです。積分の数学的な概念をわかりやすく示す方法を習得しましょう。

1変数での積分のLaTeXでの表現

Latexで積分の表現をするためのコマンド一覧です。

出力 コマンド 意味など
f(x)dx \( \int f(x)dx \) 不定積分
f(x)dx \( \int f(x)dx \) 不定積分
abf(x)dx \( \displaystyle \int_a^b f(x)dx \) 定積分
[x2]ab \( \left[ \frac{x}{2} \right]_a^b \) 定積分での代入表現
[x2]ab \(\displaystyle \left[ \frac{x}{2} \right]_a^b \) 定積分での代入表現
f(x)dx \( \displaystyle \int_{-\infty}^{\infty} f(x)dx \) 広義積分

重積分のLaTeXでの表現

Latexで重積分の表現をするためのコマンド一覧です。

出力 コマンド
Df(x,y)dxdy \( \displaystyle \iint_D f(x, y)dxdy \)
Vf(x,y,z)dxdydz \( \displaystyle \iiint_V f(x, y, z)dxdydz \)
Df(x,y)dxdy \( \displaystyle \int \!\!\!\! \int_D f(x, y)dxdy \)
Df(x1,,xn)dx1dxn \( \displaystyle \idotsint_D f(x_1, \cdots , x_n) dx_1 \cdots dx_n\)

線積分のLaTeXでの表現

Latexで線積分の表現をするためのコマンド一覧です。

出力 コマンド
Cfds \( \displaystyle \oint_C fds \)
CF(r)dr \( \displaystyle \oint_C \mathbf{F}(\mathbf{r}) \cdot d\mathbf{r} \)

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