
-Rプログラミング-【Statistics with “R”】How to use average in statistical computing?
いろいろな平均
-Rプログラミング-【Statistics with “R”】How to use average in statistical computing?
コード | 意味 |
mean(x) | xの平均を求める。 |
標本平均
データの位置を表す代表値のなかで最もポピュラーなのが標本平均だろう。
定義(標本平均)
大きさnの標本x1,…,xnに対し、標本平均は
ˉx=1n(x1+…+xn)=1nn∑i=1xi で与えられる。
ˉx=1n(x1+…+xn)=1nn∑i=1xi で与えられる。
Rでは標本平均はmean( )
を用いて計算できる。
a <- c(1,2,3,4,5,6) mean(a) (1+2+3+4+5+6)/6
実行結果はこちら。

調和平均
定義(調和平均)
大きさnの標本x1,…,xnに対し、調和平均は
H=n1x1+…+1xn=n∑ni=11xi で与えられる。
H=n1x1+…+1xn=n∑ni=11xi で与えられる。
調和平均は、一定距離を移動するときの速度の平均のように、逆数を足し合わせて基準となる値が定まる場合に用いられる。
Hsum <- function(x){ #x=(x_1,...,x_n)を代入すると調和平均を出力 n <- length(x) n/sum(1/x) } a <- c(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10) Hsum(a) #aの調和平均 10/(1/1+1/2+1/3+1/4+1/5+1/6+1/7+1/8+1/9+1/10)
実行結果はこちら。

幾何平均
定義(幾何平均)
大きさnの標本x1,…,xnに対し、幾何平均は
G=n√x1⋅…⋅xn=(n∏i=1xi)1/n で与えられる。
G=n√x1⋅…⋅xn=(n∏i=1xi)1/n で与えられる。
幾何平均は、GDPの平均増加率のように、データの相互の積を取って基準となる値が定まるときに用いられる。
Gsum <- function(x){ #x=(x_1,...,x_n)を代入すると幾何平均を出力 n <- length(x) (prod(x))^(1/n) } a <- c(1.01,1.02,1.03,1.04,1.05) Gsum(a) #aの調和平均 (1.01*1.02*1.03*1.04*1.05)^(1/5)
実行結果はこちら。
