『初めから学べる 線形代数キャンパス・ゼミ』 の紹介とレビュー

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『初めから学べる 線形代数キャンパス・ゼミの紹介とレビュー

線形代数の基礎を学べるマセマ線形代数の『初めから学べる 線形代数キャンパス・ゼミ』について詳しく紹介します。

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書籍情報

  • タイトル:『初めから学べる 線形代数キャンパス・ゼミ』
  • 著者:馬場敬之
  • 出版社:マセマ出版社
  • ISBN:4866153199
  • 発売日:2023/11/10
  • ジャンル:数学、線形代数学

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大学に入ってから、「高校までの数学をきちんと理解できていたか」と思うことが増えました。そんなときに出会ったのがこの『初めから学べる 線形代数 キャンパス・ゼミ』です。

内容は高校数学C(行列・一次変換・複素数平面など)の復習から始まり、大学で学ぶ線形代数の入り口まで丁寧にカバーされています。複素指数関数や対数関数、行列の固有値・固有ベクトル、行列の対角化など、大学での数学に必要な知識が無理なく学べます。

特に驚いたのは、説明のわかりやすさ。計算の過程が省略されておらず、基本的な考え方が何度も丁寧に繰り返されているので、数学に自信がない人でも安心して読めます。「どうしてこの公式を使うのか?」というポイントまでしっかり説明されていて、納得しながら進められました。

私は1日1〜2時間ほど、合計で25時間くらいかけて2周読みました。内容的には決して難しくないのに、読み終わった後は「自分、ちょっと数学できるかも?」という自信がついたのが大きかったです。

理系の学生だけでなく、文系の人にもぜひおすすめしたいです。実際、最近では高校で複素数平面や行列を学ばずに大学に入る人も多くなっていますが、そういう人こそ、この本を通して基本を押さえておくと大学の授業がぐっと理解しやすくなると思います。

特に、総合型選抜や推薦入試で数学を本格的に勉強してこなかった人や、大学で数学が必修になっている人にとっては、大学入学前後の準備として最適です。「高校数学から一歩先へ行きたい!」という気持ちに応えてくれる1冊です。

行列や一次変換の知識は、複素数平面など他の分野の理解にもつながるので、早めに身につけておいて損はありません。理系の受験生であれば、高2〜高3の夏前など、比較的余裕がある時期に読んでおくと、高校数学の応用問題がグッと簡単に感じられるようになりますよ。

大学1年生の今だからこそ、「基礎を固める」には最高の1冊。数式にアレルギーがある人も、ぜひ気軽に手に取ってみてください!

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