【HTML】<a>タグで出来ること
- 基本的な使い方
- target属性でリンクの開き方を制御
- rel属性でリンクの関係性を指定
- download属性でファイルをダウンロード
- メール・電話リンク
- ページ内リンク
- JavaScriptを実行するリンク
- 検索エンジンにリンクをたどらせない
- ボタン風のリンク
基本的な使い方
<a>
タグは、ハイパーリンクを作成するためのHTML要素です。最も基本的な使い方は、他のページに遷移するリンクを作ることです。
<a href="https://example.com">Exampleサイト</a>
上記のコードでは、「Exampleサイト」というテキストをクリックすると、https://example.com
に移動します。
target属性でリンクの開き方を制御
target
属性を指定することで、リンクの開き方を変更できます。
_self
(デフォルト): 現在のタブで開く_blank
: 新しいタブで開く_parent
: 親フレームで開く_top
: 最上位のフレームで開く
<a href="https://example.com" target="_blank">新しいタブで開く</a>
rel属性でリンクの関係性を指定
rel
属性は、リンク先との関係をブラウザや検索エンジンに伝えます。
nofollow
: 検索エンジンがリンクをたどらないようにするnoopener
: セキュリティ対策(target="_blank"
のとき推奨)noreferrer
: リファラ情報を送らないexternal
: 外部サイトへのリンク
<a href="https://example.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer">外部サイトへ</a>
download属性でファイルをダウンロード
download
属性を使うと、リンクをクリックしたときにファイルをダウンロードさせることができます。
<a href="document.pdf" download>PDFをダウンロード</a>
メール・電話リンク
mailto:
や tel:
を使うと、メール送信や電話発信が可能になります。
- メール送信:
mailto:
- 電話発信:
tel:
<a href="mailto:example@example.com">メールを送る</a>
<a href="tel:+819012345678">電話をかける</a>
ページ内リンク
ページ内の特定の要素へジャンプするリンクを作成できます。
<a href="#section2">セクション2へ</a>
...
<h2 id="section2">セクション2</h2>
JavaScriptを実行するリンク
href="javascript:void(0);"
を使うと、リンクをクリックしてもページ遷移せずにJavaScriptを実行できます。
<a href="javascript:void(0);" onclick="alert('クリックされました');">アラートを表示</a>
検索エンジンにリンクをたどらせない
SEO対策として、rel="nofollow"
を付けると検索エンジンがリンクを評価しなくなります。
<a href="https://example.com" rel="nofollow">検索エンジンに影響を与えないリンク</a>
ボタン風のリンク
リンクをボタンのように見せるには、CSSを適用しますが、基本のHTMLは次のようになります。
<a href="https://example.com" style="display:inline-block; padding:10px; background:#007bff; color:#fff; text-decoration:none; border-radius:5px;">ボタン風リンク</a>