Rの基本-加減乗除【Statistics with “R”】

Rの基本-加減乗除【Statistics with “R”】

Rで込み入った計算をする前に、基本的な計算をマスターして、Rを電卓として使えるようになっておきましょう。Rで足し算をするには+の記号を使います。引き算をするには-の記号を使います。掛け算は*の記号を使います。この辺はエクセルなどと同じですが、あまりの計算や割り算の扱い方が少し違ってきます。以下の表を参考にしてください。

演算子+*^/%/%%%<-
記号の意味累乗整数商剰余代入

上の表に書かれた記号を実際に使ってみましょう。和、差、積、商などをRで計算するコードの例になります。


3+2          #3+2を計算し計算結果を表示する。
3-2          #3-2を計算し計算結果を表示する。
3*2          #3×2を計算し計算結果を表示する。
3^2          #3の2乗すなわち1×1を計算し計算結果を表示する。
3/2          #3÷2を計算し計算結果を表示する。
3%/%2        #3÷2の整数部分を計算し計算結果を表示する。
3%%2         #3÷2のあまり部分を計算し計算結果を表示する。

この程度の計算であれば、自分でも手で計算できますね?計算結果が正しいことが確かめられると思います。

次に、計算結果を後で使うために文字として保存してみましょう。そのためには「代入」を行います。実際に和、差、積、商などをRで計算して、文字としての保存をやってみましょう。


a <- 3+2          #3+2を計算し計算結果をaに代入する。
b <- 3-2          #3-2を計算し計算結果をbに代入する。
c <- 3*2          #3×2を計算し計算結果をcに代入する。
d <- 3^2          #3の2乗すなわち3×3を計算し計算結果をdに代入する。
e <- 3/2          #3÷2を計算し計算結果をeに代入する。
f <- 3%/%2        #3÷2の整数部分を計算し計算結果をfに代入する。
g <- 3%%2         #3÷2のあまり部分を計算し計算結果をgに代入する。
a                 #aを表示する
b                 #bを表示する
c                 #cを表示する
d                 #dを表示する
e                 #eを表示する
f                 #fを表示する
g                 #gを表示する

すると、文字を入力することで、計算結果が表示されますね。

このように、代入を行うことで、前もって用意しておいた数字を、簡単に再利用することができるようになります。これだけだとあまり便利な感じがしないかもしれませんが、Rでは数字だけでなく、ベクトルや行列、リスト、関数など、様々なものを代入によって再利用することができます。複雑な命令を再利用できることで、できることがどんどん広がっていくので、早めに代入の使い方をマスターしましょう。

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