教養科目の経済学の教科書だった。
数学をほとんど用いず、ミクロ経済学の基礎的な内容を網羅的に説明した内容である。
タイトルの通り、初学者の1冊目としておすすめする。
直観的に経済学のエッセンスを学ぶことができることが本書の長所だと思う。
標準的なミクロ経済学の内容を幅広く簡潔に説明している点も評価に値する。
分量としてもも適当で、初学者でも最後まで通読可能だと考える。
また、説明が不十分な点について著者がyoutubeで解説を行う、練習問題の解答が出版社のホームページで公開されているなど、サポートも手厚い。
この教科書の内容を十分に理解したとしても、大学でミクロ経済学を勉強したと言うことはできないと思うが、本書はそうなるための足掛かりとなる内容だと考える。 |