ExcelのINFO関数で現在のディレクトリ、シート数、原点セル、OS種別・バージョン、Excelバージョン、計算モードを取得
ExcelのINFO関数を徹底解説
INFO関数の概要
ExcelのINFO関数は、現在のExcelの環境に関する情報を取得するための関数です。特定のキーワードを引数として指定すると、それに対応する情報が返されます。
INFO関数の引数の種類
INFO関数の引数には以下の種類があります。
- “directory” – 現在のディレクトリ(フォルダ)
- “numfile” – 開いているシートの数
- “origin” – 現在開いている左上のセル
- “system” – OSの種類
- “osversion” – OSのバージョン
- “release” – Excelのバージョン
- “recalc” – 自動計算モード
現在のディレクトリを取得
INFO(“directory”) を使用すると、現在の作業ディレクトリを取得できます。
=INFO("directory")
シート数を取得
INFO(“numfile”) を使用すると、現在開いているワークブックのシート数を取得できます。
=INFO("numfile")
現在開いている左上のセル
INFO(“origin”) は、Lotus 1-2-3互換の形式で現在のセルを返します。
=INFO("origin")
OSの種類を取得
INFO(“system”) を使用すると、Excelが動作しているOSの種類を取得できます。
=INFO("system")
Windowsなら “pcdos”、Macなら “mac” を返します。
OSのバージョンを取得
INFO(“osversion”) を使用すると、OSのバージョン情報を取得できます。
=INFO("osversion")
Excelのバージョンを取得
INFO(“release”) を使用すると、現在のExcelのバージョンを取得できます。
=INFO("release")
自動計算モードを取得
INFO(“recalc”) を使用すると、自動計算モードが「自動」か「手動」かを確認できます。
=INFO("recalc")