C言語のデータ型に関するキーワード

• 基本的なデータ型
• 型修飾子
• typedefによる型定義
• 構造体(struct)
• 共用体(union)
• 列挙型(enum)

基本的なデータ型

C言語の基本的なデータ型には以下のようなものがあります。

• char: 1バイトの文字型
• int: 整数型
• float: 単精度浮動小数点型
• double: 倍精度浮動小数点型

例：

char c = 'A';
int num = 100;
float f = 3.14f;
double d = 2.71828;

型修飾子

型修飾子を使うことで、変数の性質を変更できます。

• signed / unsigned: 符号の有無を指定
• short / long: 整数型のサイズを変更
• const: 値を変更できない定数
• volatile: コンパイラの最適化を抑制

例：

unsigned int u = 300;
const double pi = 3.14159;
volatile int sensor_value;

typedefによる型定義

typedefを使うと、新しい型名を定義できます。

例：

typedef unsigned long ulong;
ulong max_value = 4294967295;

構造体(struct)

複数の異なる型のデータをまとめて扱うためのデータ型です。

例：

struct Person {
    char name[50];
    int age;
    double height;
};

struct Person p1 = {"Taro", 25, 170.5};

共用体(union)

メモリを共有する異なるデータ型の変数を扱うためのデータ型です。

例：

union Data {
    int i;
    float f;
    char str[20];
};

union Data data;
data.i = 42;

列挙型(enum)

名前付きの整数定数を定義するためのデータ型です。

例：

enum Color { RED, GREEN, BLUE };
enum Color myColor = GREEN;