LaTexで脚注の入った表を作りたい
TeXでtableを作成するには、tabular環境を使用します。tabular環境は、テーブルのセルと列の配置を指定するための環境です。以下は基本的なテーブルの作成方法です:
\documentclass{article}
\begin{document}
\begin{table}
\centering
\caption{テーブルのキャプション}
\label{tab:example}
\begin{tabular}{|c|c|c|}
\hline
列1 & 列2 & 列3 \\
\hline
要素1 & 要素2 & 要素3 \\
要素4 & 要素5 & 要素6 \\
\hline
\end{tabular}
\end{table}
\end{document}
このコードのポイントを説明します:
- \begin{table} … \end{table}: table環境はテーブルを浮動体として扱います。centeringコマンドはテーブルを中央に配置します。
- \caption{}: テーブルのキャプションをここに指定します。
- \label{}: テーブルにラベルを付けることができます。他の場所でこのラベルを参照することができます。
- \begin{tabular}{…} … \end{tabular}: tabular環境の中に、列の指定を行います。{c|c|c}は、3列のテーブルを作成し、各列の間に垂直バー(|)を挿入します。列の配置は、cは中央揃え、lは左揃え、rは右揃えです。
- \hline: 水平ラインを引くためのコマンドで、表の枠線を作成します。 このコードをLaTeXエディタでコンパイルすると、PDF文書にテーブルが表示されます。テーブルは、キャプションとラベルが正しく付けられ、要素がセルに配置されていることが確認できるでしょう。
TeXでtableに脚注を付けたい場合にはfootnotetextとfootnotemarkのコマンドが便利です。
\documentclass{article}
\begin{document}
\begin{table}
\centering
\caption{テーブルのキャプション}
\label{tab:example}
\begin{tabular}{|c|c|c|}
\hline
列1 & 列2 & 列3\footnotemark \\
\hline
要素1 & 要素2 & 要素3\footnotemark \\
要素4 & 要素5 & 要素6 \\
\hline
\end{tabular}
\end{table}
\footnotetext[1]{これは列3の脚注です。}
\footnotetext[2]{これは要素3の脚注です。}
\end{document}
このコードでは、2つの脚注を付ける例を示しています。footnotemarkコマンドは、テーブル内の特定のセルに脚注番号を挿入します。footnotetextコマンドは、実際の脚注本文を記述します。[1]と[2]は、それぞれの脚注番号を指定しています。
また、脚注本文の内容は\footnotetext[脚注番号]{脚注本文}の形式で指定します。例では、2つの脚注本文を記述していますが、必要に応じて追加することができます。
このコードをLaTeXエディタでコンパイルすると、テーブルに脚注が付けられ、脚注番号が自動的に割り振られます。脚注本文は表の下部に表示されます。
以上がTeXでtableを作成し、footnotemarkとfootnotetextを付ける方法の説明です。複雑なテーブルを作成する場合も、同様の方法で脚注を追加できます。
「LaTexで脚注の入った表を作りたい」への5件のフィードバック