~比較演算子~【Statistics with “R”】
Rプログラミング
~比較演算子~【Statistics with “R”】
比較演算子は、数学で2つの値を比較して関係性を評価する記号や演算子です。
以下によく使われる比較演算子を説明します。
- 等号:
=
2つの値が等しいかどうかを比較します。たとえば5 == 5
は真
、3 == 7
は偽 になります。 - 等しくない:
≠
2つの値が等しくないかどうかを比較します。たとえば5 != 5
は偽、3 != 7
は
になります。真
- 大なり:
>
左辺の値が右辺の値よりも大きいか比較します。たとえば10 > 5
は真
、3 > 7
は偽 です。 - 小なり:
<
左辺の値が右辺の値よりも小さいかどうかを比較します。たとえば10 < 5
は偽、3 < 7
は
です。真
- 大なりイコール: ≥
左辺の値が右辺の値以上かどうかを比較します。たとえば10 >= 5
は真
、3 >= 7
は 偽 です。 - 小なりイコール ≤
左辺の値が右辺の値以下かどうかを比較します。たとえば10 <= 5
は偽、3 <= 7
は真
です。
Rでは加減乗除が出来るのと同様に、大小の比較が出来ます。
ただし≤などの記号をそのまま使えるわけではないので、気を付けましょう。
Rでの比較演算子を表にまとめました。
比較演算子 | == | != | <= | >= | < | > |
意味 | =(等号) | ≠ | ≤ | ≥ | < | > |
出力は真偽で、TRUEとFALSEであらわされますので、まず真偽について簡単にレビューします。
真偽 | 真 | 偽 |
出力 | TRUE | FALSE |
数としての扱い | 1 | 0 |
真偽は1と0に対応するので、数としての計算もできます。試してみましょう。二つの条件がともに真であるときにはTRUE*TRUE=1*1=1になります。このように、Rでの真偽は掛け算で処理することもできます。
TRUE*TRUE #1*1を計算
TRUE*FALSE #1*0を計算
TRUE+TRUE #1+1を計算
TRUE-TRUE #1-1を計算
FALSE+FALSE #0+0を計算
FALSE-FALSE #0-0を計算
計算結果はこちらです。
簡単な例ですので、Rを使わなくても自分でも計算でき、検算できます。
1==2 #1=2が真か偽かを出力
3!=2 #3≠2が真か偽かを出力
4>=3 #4≥3が真か偽かを出力
4<=2 #4≤2が真か偽かを出力
4<=4 #4≤2が真か偽かを出力
4<4 #4<4が真か偽かを出力
5>=5 #5≥5が真か偽かを出力
5>5 #5>5が真か偽かを出力
Rでの比較演算子を適切に使って、効率よくプログラミングしましょう。