【Java】for文を使って九九の表を作る
はじめに | for文の基本 | 九九の表の作成 | 実際のコード例 | まとめ
はじめに
Javaで九九の表を作成するためには、基本的に2重のfor文を使用します。九九の表は、1から9までの掛け算の結果を表示したものです。この解説では、九九の表を作成するために必要な基本的な構文とその実装方法を詳しく説明します。
for文の基本
Javaで「for文」を使用する際の基本的な構文は以下のようになります。
for (初期化; 条件式; 変化式) { // 繰り返し処理 }
ここでのポイントは、初期化、条件式、変化式が順番に実行され、条件式がtrueである限り繰り返し処理が実行されることです。
例えば、1から10までの数字を表示するための簡単なfor文は次のようになります。
for (int i = 1; i <= 10; i++) { System.out.println(i); }
このコードは、iが1から10まで増加し、その度にiの値を表示します。
九九の表の作成
九九の表を作るためには、1から9までの掛け算の結果を表示します。このためには2重のfor文を使用します。外側のfor文は掛け算の「掛ける数」を担当し、内側のfor文は掛け算の「掛けられる数」を担当します。
具体的には、次のように2つのfor文を使用して、九九の表を作成できます。
for (int i = 1; i <= 9; i++) { // 外側のfor文 for (int j = 1; j <= 9; j++) { // 内側のfor文 System.out.print(i * j + "\t"); // 掛け算の結果を表示 } System.out.println(); // 1行ごとに改行 }
このコードでは、外側のfor文が「i」を1から9まで増加させ、内側のfor文が「j」を1から9まで増加させます。そして、iとjの積を表示します。積の後に「\t」を加えることで、タブで区切って表示されるようにしています。
実際のコード例
以下は、九九の表を作成する実際のコード例です。
public class KukuTable { public static void main(String[] args) { // 九九の表を作成する for (int i = 1; i <= 9; i++) { // 外側のfor文 for (int j = 1; j <= 9; j++) { // 内側のfor文 System.out.print(i * j + "\t"); // 掛け算の結果を表示 } System.out.println(); // 1行ごとに改行 } } }
このコードを実行すると、次のような九九の表が出力されます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 2 4 6 8 10 12 14 16 18 3 6 9 12 15 18 21 24 27 4 8 12 16 20 24 28 32 36 5 10 15 20 25 30 35 40 45 6 12 18 24 30 36 42 48 54 7 14 21 28 35 42 49 56 63 8 16 24 32 40 48 56 64 72 9 18 27 36 45 54 63 72 81
この表は、1×1から9×9までの掛け算結果がきれいに並べられています。
まとめ
Javaを使用して九九の表を作成するには、2重のfor文を使うのが一般的な方法です。外側のfor文で掛ける数を、内側のfor文で掛けられる数を繰り返し処理し、それぞれの積を表示します。タブを使用して結果を整形することで、見やすい九九の表を出力できます。この方法を使って、他の掛け算表や数学的なパターンを簡単に作成することができます。