【Python】for文で九九の表を作る方法
はじめに
Pythonを使って九九の表を作成するのは、基本的なプログラミングの練習として非常に良い課題です。九九の表は、掛け算を学ぶために使われる表で、1から9までの掛け算の結果をまとめたものです。Pythonの「for文」を使うことで、この表を簡単に生成できます。この解説では、Pythonの基礎的な構文と「for文」を利用して九九の表を作成する方法について詳しく解説します。
for文を使った九九の表
九九の表を作るには、2重の「for文」を使うのが一般的です。まず、1から9までの数字を掛け算していくため、外側の「for文」で1から9までの数字を繰り返し、その中で内側の「for文」で1から9までの数字を掛け算します。以下は、九九の表を作るためのPythonコードです。
for i in range(1, 10):
for j in range(1, 10):
print(f"{i} x {j} = {i * j}")
このコードでは、最初の「for i in range(1, 10):」で1から9までの数字を順番に変数iに代入し、内側の「for j in range(1, 10):」で同様に1から9までの数字を順番に変数jに代入して掛け算を行っています。そして、print関数を使って掛け算の結果を表示します。
九九の表をフォーマットして表示する
次に、九九の表を見やすく表示する方法について考えます。単に掛け算の結果を表示するだけではなく、整った形で表を表示するために、文字列のフォーマットを工夫します。ここでは、表を行列の形で表示する方法を紹介します。
for i in range(1, 10):
for j in range(1, 10):
print(f"{i * j:2}", end=" ")
print()
このコードでは、掛け算の結果を「f”{i * j:2}”」のように書いています。これにより、各結果を2桁で表示するようになります。`end=” “`を使うことで、各行の数字をスペースで区切り、行が終わるたびに改行されるようになります。このコードを実行すると、以下のように九九の表が整った形で表示されます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 4 6 8 10 12 14 16 18
3 6 9 12 15 18 21 24 27
4 8 12 16 20 24 28 32 36
5 10 15 20 25 30 35 40 45
6 12 18 24 30 36 42 48 54
7 14 21 28 35 42 49 56 63
8 16 24 32 40 48 56 64 72
9 18 27 36 45 54 63 72 81
このようにして、九九の表を整った形で表示することができます。各行の数字が整列され、見やすくなっています。特に数字の桁数を揃えることで、表が均等に並びます。
まとめ
Pythonで九九の表を作る方法について解説しました。まず、基本的な「for文」を使って1から9までの掛け算を行い、その結果を表示する方法を紹介しました。その後、結果を整えて見やすい形にするための工夫を加えました。九九の表は、プログラミング初心者にとっては良い練習になる課題です。これを応用することで、さまざまな表やデータを整形して表示する技術を身につけることができます。