【Python】演算子についての解説

【Python】演算子についての解説

算術演算子

算術演算子は数値の計算に使用されます。Pythonでは以下のような演算子が用意されています。

  • +: 足し算
  • -: 引き算
  • *: 掛け算
  • /: 割り算
  • %: 剰余算(余り)
  • **: 累乗
  • //: 切り捨て除算

a = 10
b = 3

print(a + b)  # 13
print(a - b)  # 7
print(a * b)  # 30
print(a / b)  # 3.333...
print(a % b)  # 1
print(a ** b) # 1000
print(a // b) # 3
    

比較演算子

比較演算子は2つの値を比較し、真または偽を返します。

  • ==: 等しい
  • !=: 等しくない
  • <: 小さい
  • >: 大きい
  • <=: 小さいまたは等しい
  • >=: 大きいまたは等しい

x = 5
y = 10

print(x == y)  # False
print(x != y)  # True
print(x < y)   # True
print(x > y)   # False
print(x <= y)  # True
print(x >= y)  # False
    

論理演算子

論理演算子はブール値(True または False)を扱うために使用されます。

  • and: 両方が真の場合に真
  • or: どちらかが真の場合に真
  • not: 真を偽、偽を真に反転

a = True
b = False

print(a and b)  # False
print(a or b)   # True
print(not a)    # False
    

代入演算子

代入演算子は値を変数に割り当てるために使用されます。Pythonでは拡張代入演算子も利用できます。

  • =: 値を代入
  • +=: 加算して代入
  • -=: 減算して代入
  • *=: 乗算して代入
  • /=: 除算して代入
  • %=: 剰余算して代入
  • **=: 累乗して代入
  • //=: 切り捨て除算して代入

x = 10
x += 5  # x = x + 5
print(x)  # 15

x *= 2  # x = x * 2
print(x)  # 30
    

ビット演算子

ビット演算子はビットレベルでの操作を行います。

  • &: AND
  • |: OR
  • ^: XOR
  • ~: ビット反転
  • <<: 左シフト
  • >>: 右シフト

a = 0b0101  # 5
b = 0b0011  # 3

print(bin(a & b))  # 0b1
print(bin(a | b))  # 0b111
print(bin(a ^ b))  # 0b110
print(bin(~a))     # -0b110
print(bin(a << 1)) # 0b1010
print(bin(a >> 1)) # 0b10
    

メンバーシップ演算子

メンバーシップ演算子は特定の要素がシーケンス(リスト、タプル、文字列など)に含まれているかを確認します。

  • in: 要素が含まれている場合に真
  • not in: 要素が含まれていない場合に真

nums = [1, 2, 3, 4]
print(3 in nums)     # True
print(5 not in nums) # True
    

同一性演算子

同一性演算子は2つのオブジェクトが同じオブジェクトであるかどうかを判定します。

  • is: 同じオブジェクトの場合に真
  • is not: 同じオブジェクトでない場合に真

a = [1, 2, 3]
b = a
c = [1, 2, 3]

print(a is b)      # True
print(a is c)      # False
print(a is not c)  # True
    

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