JavaScriptでのwindow.navigatorについて
ユーザーエージェント情報を取得
navigator.userAgent
を使うと、ユーザーのブラウザ情報が取得できます。例えば、ブラウザの種類やバージョン、OSの情報などが含まれています。
const userAgent = navigator.userAgent; console.log(userAgent); // 出力例: "Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/115.0.0.0 Safari/537.36"
ブラウザの言語設定を取得
navigator.language
プロパティを使用すると、ブラウザの現在の言語設定を取得できます。これは国際化対応が必要なアプリケーションで非常に役立ちます。
const language = navigator.language; console.log(language); // 出力例: "ja-JP"
オンライン状態の確認
navigator.onLine
は、ユーザーがインターネットに接続されているかどうかを確認するのに使用します。この値は、オフラインモードやネットワークの切断を検知するのに役立ちます。
const isOnline = navigator.onLine; console.log(isOnline ? "オンライン" : "オフライン"); // 出力例: "オンライン"
位置情報の取得
navigator.geolocation
を使うと、現在のデバイスの位置情報を取得できます。ただし、この機能を使用するには、ユーザーの許可が必要です。
if (navigator.geolocation) { navigator.geolocation.getCurrentPosition((position) => { console.log(`緯度: ${position.coords.latitude}, 経度: ${position.coords.longitude}`); }); } else { console.log("Geolocation APIはサポートされていません。"); }
プラットフォームの検出
navigator.platform
は、ユーザーが使用しているOSやプラットフォームの種類を取得します。これにより、特定のOS向けに調整された動作を実装することができます。
const platform = navigator.platform; console.log(platform); // 出力例: "Win32"