Dateオブジェクトの基本

JavaScriptでは、日付と時刻を扱うために Date オブジェクトを使用します。Date オブジェクトは、日付や時刻の情報を格納し、取得や設定を行うためのメソッドを提供します。新しいDate オブジェクトを作成するには、new Date() を使用します。

例えば、次のコードは現在の日付と時刻を取得します。

let currentDate = new Date();
console.log(currentDate);

日付の取得方法

Date オブジェクトを使って、特定の日付の年、月、日などの情報を取得する方法について説明します。Date オブジェクトはさまざまなメソッドを提供しており、例えば年や月、日の取得は以下のように行えます。

let currentDate = new Date();

// 年を取得
let year = currentDate.getFullYear();  // 2025

// 月を取得（0から11までの値を返す）
let month = currentDate.getMonth();  // 0 (1月)

// 日を取得
let day = currentDate.getDate();  // 19
        

数学的な表現に関連付けると、日付は通常「時刻」の線形関数として表現することができます。たとえば、日付をt（秒またはミリ秒）で表すと、次のように書けます：

\[ \text{日付} = t \]

ここで、t\ はエポック（1970年1月1日午前0時0分0秒）からの経過時間を表します。

日付の設定方法

Date オブジェクトを使って、日付を設定することもできます。日付の設定には、setFullYear や setMonth などのメソッドを使用します。以下に例を示します。

let currentDate = new Date();

// 年を設定
currentDate.setFullYear(2023);

// 月を設定（0から11までの値を使う）
currentDate.setMonth(11);  // 12月

// 日を設定
currentDate.setDate(25);  // 25日
        

数学的な視点では、日付の設定を時間軸上の値の変更として扱えます。t_0\（元の日付）を変更して、新しい時刻t_1\ を計算することができます。

例えば、日付を t_1 = t_0 + \Delta t と表すことができます。ここで、\Delta t は日付を変更するために必要な時間量を表します。

数学的な表現との対応

日付を数学的に表現するとき、通常、日付は整数や浮動小数点数で表すことができます。例えば、日付を秒またはミリ秒で表し、それを時間軸上で数値として扱うことが一般的です。これにより、日付同士の比較や、特定の時間差を計算する際に便利です。

日付をt として、日付の差を次のように表現できます：

\[ \Delta t = t_2 – t_1 \]

ここで、t_1 と t_2 はそれぞれ2つの日付であり、\Delta t はその差（経過時間）を意味します。経過時間はミリ秒で表されることが多く、JavaScriptでは以下のように計算できます。

let date1 = new Date(2025, 0, 19);  // 2025年1月19日
let date2 = new Date(2025, 0, 20);  // 2025年1月20日

let difference = date2 - date1;  // ミリ秒で差を計算
console.log(difference);  // 86400000（1日分のミリ秒）
        

上記のコードでは、2つの日付の差をミリ秒で計算しています。このようにして、日付同士の計算が可能になります。