PythonでSyntaxError:と出たときの対処方法について:What to do when you get a SyntaxError: in Python
Pythonの構文エラー (SyntaxError) についての解説
Pythonでよく発生する構文エラー (SyntaxError
) について、主な原因と対処法を紹介します。
1. 構文エラーの概要
SyntaxError
は、Pythonのコードに文法的な誤りがあるときに発生します。プログラムを正しく解析・実行できない場合に起こります。
2. よくある構文エラーと対処法
2.1. 引用符の閉じ忘れ
文字列リテラルを作成するとき、引用符の閉じ忘れで発生します。
SyntaxError: EOL while scanning string literal
# 間違いの例:
print("Hello, World)
# 修正例:
print("Hello, World")
2.2. コロン (:) の付け忘れ
条件文や関数定義の末尾にコロンがないとエラーになります。
SyntaxError: expected ':'
# 間違いの例:
if x == 10
print("x is 10")
# 修正例:
if x == 10:
print("x is 10")
2.3. インデントエラー
Pythonはインデントが厳密です。不正なインデントでエラーが発生します。
IndentationError: unexpected indent
# 間違いの例:
def my_function():
print("Hello")
print("World")
# 修正例:
def my_function():
print("Hello")
print("World")
2.4. カッコの閉じ忘れ
括弧を開いたら、必ず閉じる必要があります。
SyntaxError: unexpected EOF while parsing
# 間違いの例:
result = (2 + 3 * (4 + 5
# 修正例:
result = (2 + 3 * (4 + 5))
2.5. 不正な識別子
変数名や関数名に不正な文字が含まれているとエラーが発生します。
SyntaxError: invalid syntax
# 間違いの例:
2variable = 10
# 修正例:
variable2 = 10
3. 構文エラーのデバッグ方法
- エラーメッセージをよく読む。
- エラーが発生した行とその前後を確認する。
- 引用符、括弧、インデントなどをチェックする。
- エディタの自動補完や構文チェック機能を活用する。
4. まとめ
Pythonの構文エラーは比較的わかりやすいエラーメッセージを返します。エラーメッセージを参考にして、コードの問題箇所を修正しましょう。