【Excel VBA】Excelオブジェクトのセルの入力とセル範囲(Range)【初心者向け解説】
Rangeとは?
VBAのRange
オブジェクトは、Excelのセル範囲を操作するための基本的なオブジェクトです。セルの値の取得や設定、書式の変更など、様々な操作を行うことができます。
Rangeの基本的な使い方
基本的な書き方は以下のとおりです。
Sub Sample1()
Range("A1").Value = "Hello VBA!"
End Sub
このコードは、セルA1に「Hello VBA!」という文字列を入力します。
セルの選択方法
VBAでは、Range
オブジェクトを使ってセルや範囲を選択できます。
Sub SelectExample()
Range("B2:D4").Select
End Sub
このコードを実行すると、B2からD4のセル範囲が選択されます。
セルの値の読み書き
セルの値を取得するには以下のようにします。
Sub ReadValue()
MsgBox Range("A1").Value
End Sub
逆に、セルに値を書き込む場合は以下のようにします。
Sub WriteValue()
Range("A1").Value = "Excel VBA"
End Sub
Rangeオブジェクトの主なメソッド
Select
:セル範囲を選択Copy
:セル範囲をコピーPasteSpecial
:書式を保持して貼り付けClear
:セルの内容をクリア
Rangeオブジェクトの主なプロパティ
Value
:セルの値Formula
:数式Font
:フォントの設定Interior
:背景色の設定
実用的なコード例
以下のコードは、指定した範囲の背景色を変更する例です。
Sub ChangeColor()
Range("A1:C3").Interior.Color = RGB(255, 255, 0) ' 黄色に設定
End Sub
このコードを実行すると、A1からC3のセルが黄色になります。