「VBA言語】ロング整数(Long)の解説
ロング整数の紹介
VBA(Visual Basic for Applications)では、プログラムの中でさまざまなデータタイプを使用して、異なる種類のデータを表現します。データタイプは、変数に格納できるデータの種類を指定するものです。その中でも「ロング整数(Long)」は、数値を格納するために使われる非常に重要なデータタイプの一つです。
ロング整数の定義
ロング整数(Long)は、VBAで使用される整数型の一つで、32ビットの長い整数を格納するためのデータタイプです。通常、整数の範囲に収まらない大きな数値を扱う際に使用します。ロング整数は、非常に広い範囲の整数を扱えるため、様々な場面で役立ちます。
ロング整数の範囲
ロング整数(Long)の範囲は次の通りです:
- 最小値: -2,147,483,648
- 最大値: 2,147,483,647
これらの範囲内であれば、ロング整数型の変数に格納することができます。それより大きいまたは小さい数値を格納しようとすると、エラーが発生します。
ロング整数の使い方
ロング整数を使用するためには、変数を宣言する際に「Long」データ型を指定します。以下のように、ロング整数型の変数を宣言することができます:
Dim myNumber As Long
このように宣言された変数「myNumber」は、ロング整数型として数値を格納できます。例えば、次のように数値を代入することができます:
myNumber = 1000000
この場合、「myNumber」には1000000が格納されます。
ロング整数の例
以下に、ロング整数を使った簡単な例を示します。この例では、2つの数値を足し合わせ、結果をロング整数型の変数に格納して表示します:
Sub LongExample()
Dim num1 As Long
Dim num2 As Long
Dim result As Long
num1 = 2000000
num2 = 5000000
result = num1 + num2
MsgBox "結果: " & result
End Sub
このコードを実行すると、変数「num1」と「num2」に格納された数値が足し合わされ、その結果が「result」に格納されます。最終的に、その結果がメッセージボックスで表示されます。