【C#】コンソール出力【初心者向け】

【C#】コンソール出力【初心者向け】

コンソール出力とは

C#におけるコンソール出力とは、プログラムが実行中にコンピュータの画面に情報を表示することです。主にプログラムの実行結果や進行状況をユーザーに伝えるために使われます。コンソールアプリケーションでは、標準の出力先としてコンソール(ターミナル)が用意されており、これを利用してデータを表示します。

基本的なコンソール出力の方法

コンソールにメッセージを出力する最も基本的な方法は、Console.WriteLineメソッドを使うことです。このメソッドは、指定した内容をコンソールに表示した後、カーソルを次の行に移動させます。

例1: Hello, World!の表示

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        Console.WriteLine("Hello, World!");
    }
}

このコードを実行すると、コンソールに「Hello, World!」と表示されます。Console.WriteLineは、テキストを表示するために非常に簡単でよく使用されます。

フォーマットされたコンソール出力

コンソール出力で数値や変数を表示する場合、Console.WriteLineメソッドの書式設定を活用することができます。これにより、特定のフォーマットでデータを整形して表示することができます。

例2: 数値のフォーマット表示

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        double price = 123.456;
        Console.WriteLine("価格は {0} 円です。", price);
    }
}

この例では、Console.WriteLineの中で、{0}というプレースホルダを使って、変数priceを表示しています。出力される結果は「価格は 123.456 円です。」となります。

例3: 複数の変数の表示

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        string name = "John";
        int age = 30;
        Console.WriteLine("名前: {0}, 年齢: {1}", name, age);
    }
}

このコードを実行すると、「名前: John, 年齢: 30」と表示されます。複数の変数を一度に表示することができます。

変数を使ったコンソール出力

C#では、変数の内容をコンソールに出力することがよくあります。Console.WriteLineConsole.Writeを使って、変数の値を表示できます。

例4: 変数の内容を表示

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        int number = 42;
        string message = "The answer is";
        Console.WriteLine("{0}: {1}", message, number);
    }
}

このコードを実行すると、「The answer is: 42」と表示されます。変数を出力することで、動的なデータを画面に表示できます。

複数行のコンソール出力

複数行にわたるコンソール出力を行うには、Console.WriteLineを複数回呼び出すことで実現できます。これにより、各行に異なる情報を表示できます。

例5: 複数行の表示

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        Console.WriteLine("1行目の出力");
        Console.WriteLine("2行目の出力");
        Console.WriteLine("3行目の出力");
    }
}

このコードを実行すると、次のように出力されます:

1行目の出力
2行目の出力
3行目の出力

デバッグとエラーメッセージの出力

プログラムのデバッグ中に、エラーメッセージや状態の確認を行うためにコンソール出力を使用することがあります。Console.WriteLineを活用して、プログラムがどこまで進んでいるのか、または何が問題となっているのかを調べることができます。

例6: デバッグ用メッセージの表示

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        Console.WriteLine("プログラム開始");
        
        try
        {
            int result = 10 / 0;
        }
        catch (Exception ex)
        {
            Console.WriteLine("エラー発生: " + ex.Message);
        }

        Console.WriteLine("プログラム終了");
    }
}

このコードでは、ゼロ除算の例外が発生したときに、エラーメッセージをコンソールに出力します。出力される結果は次の通りです:

プログラム開始
エラー発生: 除算によるエラー
プログラム終了

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