• 配列とは
• 配列の作成方法
• 配列の要素へのアクセス
• 配列の種類
• 配列に関する主な関数
• 配列のループ処理
• 配列のソート
• 配列の追加・削除
• 多次元配列

配列とは

配列とは、複数の値を一つの変数に格納できるデータ構造です。PHPでは、数値インデックスを持つ配列（インデックス配列）と、キーと値のペアで管理する連想配列の両方をサポートしています。

配列の作成方法

PHPで配列を作成するには、array() 関数または短縮記法（[]）を使用できます。

// array() を使用
$fruits = array("りんご", "バナナ", "オレンジ");

// 短縮記法
$fruits = ["りんご", "バナナ", "オレンジ"];

配列の要素へのアクセス

配列の要素にはインデックスを指定してアクセスします。インデックスは0から始まります。

$fruits = ["りんご", "バナナ", "オレンジ"];
echo $fruits[0]; // りんご

配列の種類

インデックス配列

数値のインデックスを持つ配列です。

$colors = ["赤", "青", "緑"];

連想配列

キーと値のペアで管理する配列です。

$user = ["name" => "太郎", "age" => 30, "city" => "東京"];

多次元配列

配列の中に配列を含むことができます。

$users = [
    ["name" => "太郎", "age" => 30],
    ["name" => "花子", "age" => 25]
];

配列に関する主な関数

• count($array) – 配列の要素数を取得
• array_push($array, $value) – 配列の末尾に値を追加
• array_pop($array) – 配列の末尾の要素を削除
• array_shift($array) – 配列の先頭の要素を削除
• array_unshift($array, $value) – 配列の先頭に値を追加

配列のループ処理

配列の各要素をループ処理する方法として、foreach が一般的です。

$colors = ["赤", "青", "緑"];
foreach ($colors as $color) {
    echo $color . "<br>";
}

配列のソート

PHPでは配列を並び替える関数がいくつか用意されています。

昇順ソート

$numbers = [3, 1, 4, 1, 5, 9];
sort($numbers);

降順ソート

rsort($numbers);

キーを保持したままソート

asort($numbers); // 値でソート
ksort($numbers); // キーでソート

配列の追加・削除

要素の追加・削除を行う方法を紹介します。

要素の追加

$fruits = ["りんご", "バナナ"];
$fruits[] = "オレンジ"; // 末尾に追加

要素の削除

unset($fruits[1]); // インデックス1の要素を削除

多次元配列

多次元配列は配列の中に配列を持つ構造です。

$users = [
    ["name" => "太郎", "age" => 30],
    ["name" => "花子", "age" => 25]
];

echo $users[0]["name"]; // 太郎

以上がPHPの配列に関する詳しい解説でした。適切な場面で配列を活用し、効率的なプログラミングを行いましょう。