【Java】for文を使って1から100までの和、1から1000までの和の計算
はじめに
Javaのプログラミングにおいて、繰り返し処理を行うためには「for文」を使うことが一般的です。このページでは、for文を使って「1から100までの和」や「1から1000までの和」を計算する方法について解説します。数値の和を求める方法は非常に基本的で、プログラミング初心者がよく学ぶ課題の一つです。
for文の基本構文
Javaにおける「for文」の基本的な構文は次のようになります。
for (初期化式; 条件式; 更新式) { // 繰り返し処理 }
– 初期化式: ループ開始時に一度だけ実行される処理 – 条件式: ループを継続するかどうかを判定する式。条件が真(true)の間、繰り返し処理が行われます。 – 更新式: 各反復処理後に実行される式。通常はインクリメントやデクリメントなどです。
例えば、1から10までの数字を順番に表示するプログラムは次のようになります。
for (int i = 1; i <= 10; i++) { System.out.println(i); }
1から100までの和の計算
それでは、1から100までの和を計算してみましょう。和を求めるためには、各数値を足し合わせる必要があります。for文を使って1から100までの数値を順に足し合わせるプログラムは次のようになります。
public class SumExample { public static void main(String[] args) { int sum = 0; for (int i = 1; i <= 100; i++) { sum += i; } System.out.println("1から100までの和は: " + sum); } }
このプログラムでは、変数「sum」を初期化し、for文内で1から100までの数値を順番に「sum」に加算しています。最終的に「sum」が1から100までの和となり、その値を表示します。
実行結果は次の通りです:
1から100までの和は: 5050
1から1000までの和の計算
次に、1から1000までの和を計算する例を紹介します。先ほどと同じように、for文を使って1から1000までの数値を足し合わせます。
public class SumExample { public static void main(String[] args) { int sum = 0; for (int i = 1; i <= 1000; i++) { sum += i; } System.out.println("1から1000までの和は: " + sum); } }
この場合も同様に、1から1000までの数値が順に加算されていき、最終的に「sum」が1から1000までの和を表します。
実行結果は次のようになります:
1から1000までの和は: 500500
パフォーマンスについて
「1から100までの和」「1から1000までの和」を計算するためのfor文は非常に効率的な方法です。しかし、数値が非常に大きくなると、計算時間やメモリ消費が問題になることがあります。例えば、数が100万を超える場合、処理速度や計算結果の精度に関して注意が必要です。
Javaでは、for文の反復回数を増やすことで、プログラムのパフォーマンスを測定することができますが、基本的にfor文は非常に効率的であり、適切に利用すれば大規模なデータでも問題なく処理することができます。