LaTeXでの波線(~)について:About wavy lines (~) in LaTeX

LaTeXでの波線(~)について:About wavy lines (~) in LaTeX

LaTeXにおける波線(~)は、主にスペースの代わりに使われ、特に名前や数字の間で空白を挿入する際に使用されます。この波線は、通常の空白(スペース)とは異なり、改行を防ぐ役割を果たします。

波線の基本的な使い方

波線は、2つの単語や数値を一緒に表示させたい場合に使われます。特に、名前や数式の中で、スペースを挟みたくないときに有効です。

例えば、次のように書きます:

    名前と名前の間に波線を使う: Shohei~Ohtani
    

この場合、”Shohei Ohtani” の間には空白がありません。波線が使われることで、LaTeXはこれを一続きの文字列として処理します。

数式や命令での使用

波線は数式にも使用されることがあります。特に、LaTeXの数式モード内での変数や定数の間に挿入することがあります。

例えば、次の数式では、波線を使って数式内の変数を連続して表示します:

    a~b~c
    

この場合、”a b c” の間に空白はなく、LaTeXはこれを一続きの変数として認識します。

名前と名前の間のスペースを制御

人名や組織名などで、名前の間にスペースを挿入したくない場合にも波線を使用します。たとえば、著者名として

    Einstein~Albert
    

と書くと、”Einstein” と “Albert” の間に空白が挿入されず、1行にまとめて表示されます。

スペースを挿入しない理由

波線を使う理由は、LaTeXが空白を自動的に挿入するタイミングを制御したいためです。例えば、段落の途中での名前や数式の場合、間違って改行が入るのを防ぎ、連続した文字列や数式が改行せずに表示されるようにします。

まとめ

波線(~)は、LaTeXにおいて空白として機能しますが、改行を防ぎ、文字や数式を一続きに表示するために使われます。名前の間や数式内でよく使われるこのシンボルは、文書作成において便利な役割を果たします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です